ばっかじゃないの

...って思ってしまうわけですよ,さすがに。愛車のエンブレムがまたパチられました。2回目です。前回より悪質なのは車種のエンブレムまで盗ってること。世の中には微笑ましいType-Rがごまんとあふれてます。そういう人たちは全然OKなんです。実際に車に乗ってると「あの」バッジってディーラさんに行ったら500円ほどで普通に買えるってことが分かるはずだから。それなりのお金を出して買ったんだなって思えます。どこかに少しだけ自分なりの手が入ってる車だったらなおいいな,と思いますけど。

ので,車に乗れない年齢の仕業だと思いたいのですが,いずれ自分が車に乗るようになって反省したりしてくれるんでしょうか。そもそも,ほんとの意味でのあのエンブレムっていうのは文脈を理解しないと何も分からないんですよね。なんで「赤」バッジなのか,なんでType-Rにのみチャンピオンシップホワイトという色名が設定されてるのか。なんでボンネットの中に鎮座した一見人目につかないエンジンヘッドが赤なのか。余談ながら,1960年代という時期に鈴鹿サーキットを作ったHONDAの心意気とか。そういった開発陣の思いを無視して部屋の中でにやにやとぱちった赤バッジを眺めているような若者って,ちょっと想像しただけで哀れみを感じてしまいます。哀れですね。

今度の交換ではあえて色を変えようかとも思います。「想い」を意識することなどなく「赤バッジ」という形だけを手にして喜んでるXXXの不自由な人にお付き合いするより,よっぽど健全な気がするので。

ホンダ神話―教祖のなき後で (文春文庫)

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